スターフルーツという名前は、果実をカットした横断面が五角形の星形（五芒星形）になるところから付けられました。和名も同じ理由から「五斂子（ゴレンシ）」と呼ばれています。果実の色は熟すに従って緑色から黄色に変わり香りも出てくるので、そうなった時が食べ頃です。果肉は若い間は食べると酸味があり甘味はほとんどありませんが、熟すと酸味が穏やかになり、ジューシーでほんのり甘酸っぱく、サクサクとした食感を味わえます。スターフルーツは皮も食べられるので、三角の尖っているフチの部分を少し切り落とせば剥く必要はありません。

果皮にハリとツヤがあり、持った時に重みを感じるものを選びましょう。熟したものはしなびた感じになりますが、シワが出ているものや斑点のあるものは鮮度が落ちている可能性があるので避けたほうが無難です。またスターフルーツは追熟する果物なので、果皮が緑色のものは基本的に未熟で、追熟の必要がありますが、サラダやピクルスなどの料理に使う場合は未熟なものを選び、買ってすぐに食べたいなら、なるべく黄色く熟したものを選ぶと良いでしょう。

果皮が緑色で未熟なものは酸味が強いため、20度前後の常温で追熟させます。果皮が黄色くなり、食べ頃になったものはビニール袋などい入れて野菜室にで保存してください。さらに三角の尖ったフチの部分の色が茶色みがかり、果皮の黄色い色が濃くなるまで待つと、より甘さが感じられます。 食べきれなかった場合は、砂糖漬けやジャムにしてもよいです。

甘味種
酸味種